先日は相模原大会がありましたので、私のは古巣は相模大野道院ということもあり、所用もあり行ってきました。
途中アトラクション1で「少林寺拳法エクササイズ」なるものをしていました。私はこういう試みは大変良いと思います。
主座を担当されていた先生が、
「最初は音楽に合わせてやるなんてけしからんと思ったのですが、やってみると個案外良くって・・・」
ということをおっしゃっていました。
実は横浜大六天道院は施設の都合にもよりますが、音楽をかけていることがけっこうあります。鎮魂の行の時は消しますが。
以前このような報道を見ました。フランス柔道で音楽をかけて練習すると集中力が増すと好評、という報道です。数年前の報道です。
仮にももしフランス柔道が弱ければ鼻で笑っていればよかったのかもしれません。しかフランス柔道は強い。そして私にも似たような経験があったのです。
一ヶ月だけ仮入部していた大学拳法部で、体育館隣はバスケ、大きな音楽をかけていました。私はそのときすごくテンションが上ったのです。楽しかった。
音楽も使いようですので積極的に用いれば良いと思います。大学生に「お好きな曲どーぞ」と薦めるとこれまた喜びます。
そしても一つ、エクササイズ自体ですがこれはまだ硬いですね。
武道とエクササイズを組み合わせると、たいてい武道の経験者は強くとかうまくが先行してしまう。しかしエクササイズとしてやるならこれはあまり良くないと私は思います。
日本体育協会、4月から日本スポーツ協会ですが、のスポーツ資格の授業の中でエアロビがありましたが、これまた楽しい。
一見単調な動きを組み合わせてたくさんのことをする。音楽ラ合わせて動くだけでも本当に楽しい。
ステップの歩幅、高さを変えれば自分の体力や体調にも調節しやすい。
左右とかも対して気にしない。となりと衝突しなければ良いんです。
少林寺拳法エクササイズは、まだ拳法臭さが残りすぎている。それが自由な身体の運動を抑制しており、のびのびとした運動とは言えないのではないかな。
左右とか突きの位置と、高さとか低さとか、向きとかそういうのは一般的なエクササイズではたいしたポイントではありません。どうせなら少林寺拳法エクササイズもそっちに振り切れたほうが良いものが生まれそうな気がします。
武道に限らずスポーツ全般に置いて、身体がよく動くというのは大切です。その競技と一見関係ないような動作も含めて身体を任意に動かせる、またフィジカルを鍛えるというのはとても大切です。
少林寺拳法では古くから「金剛の肉体」といって壮健な身体を一つの目標としていたフシがあります。単にマッチョということではありません。
明治の禅僧の言葉にこのようなものがあります。
「人伝の導師たる禅の師家が古い習慣にこだわってどうするのだ。世とともによろし推移して、もって教化の実を挙げん」
少林寺拳法エクササイズはまだまだ発展途上で、また少林寺拳法にもいろいろな試みがあります。今後も少林寺拳法は様々に試していくことでしょう。
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