動禅としての金剛禅

BY ライデン IN , No comments

 先日は、一人見学者というか以前からの知り合いが来てくれまして、楽しく稽古できました。
その日の隣は阿波踊り。お隣になったのは二度目で、また予約抽選の時から「うちは音が大きいですけど…」と恐縮されていましたがなんてこたなぁ無い。むしろ阿波踊りのリズムでこっちも楽しくなります。

太鼓や笛が大きい音なのです。体育館の中で太鼓をいくつも叩くとたしかに、相当音が大きい。そんな中、私たちはいつも通り鎮魂行です。

金剛禅は動禅を標榜しています。動禅とは静禅と対になるような言葉で、静かに座るのではなく身体を動かして行ずる、といった意味合いです。これは私の考えですが、身体を動かすだけではなく、音が大きいとかなかなか集中できないような環境でもある程度は集中できるようにするというのも含まれていると思います。

現代社会にいきる金剛禅は、出家というスタイルではなく在家のスタイルであり、あくまで社会の中でどのように生きるのかということを大事にしています。多くの情報やノイズの中でも主体性を保つには、そんな中でも集中力を出せるということが大切ではないでしうか。
とそんなこじつけがましい考えで、鎮魂行も太鼓の中でするのです。案外楽しめます。

稽古は、ミットに錫杖にまぁいろいろです。適度に心拍上げて適度に汗をかいて、ちよっと体育館が熱く感じられました。

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